パナソニックの自転車、そんなにフレーム脆いの?

先日、一見のお客さんが「後ろの方からシャーシャーおかしな音がする」とのことで修理依頼のあった電動アシスト自転車。なんとなく全体的に車高が下がって、ドロヨケとタイヤが擦っている。乗ってみるとチェーンの音までおかしいのでさらに見るとチェーンケースとチェーンも擦っている・・・「全体的にずれるっておかしいな」と思ってよく見たら、なんとフレームがリアエンド部分で左右ともに折れている！！

で、メーカーにファックス送っても全く返信がない。
仕方ないから翌日直接電話をした結果、窓口では「フレームの保証期間は3年です」でおしまい😅。
その後メーカーの若い担当者がカタログ持って来たんだけど「あー、それファックス見ました。会社で確認してみたところ、品質管理部で『後輪ロックナットが緩むとスタンドをかけたり外したりするときにエンド部分に負担がかかり、それで折れたんじゃないかな』ということでした。特にＬ型(楽々スタンドのような)でない場合スタンドをかけるときに力がかかっちゃうんですよ。」とのこと。
でもこのスタンドは純正部品で、もちろん緩んでもいないし最初から付いている部品でフレームに負担がかかるんだったら設計ミスじゃないんですか？と言うと、今度は「これ1番安いモデルなんで部品もそれなりの物使うんで仕方ないんです」だって。
結局原因がわからず対策もされず保証もされず。もちろんメーカーが「フレームの品質保証3年」と書いてあるので別に対応は間違ってないんだけど・・・「フレームが折れる」って自転車メーカーとしては大きな問題だと思うんだけど、保証期間過ぎれば終わり？
コレ、お客さんが早めに異常に気づいから良かったものの、折れたフレームでバランスを崩して万一転倒とかして怪我してもその対応するの？

※結論　パナソニックの自転車は「純正スタンドをかけたり外したりするだけで」エンドが折れたりしても、メーカーは「3年以上経ってるから仕方がない」と言われました。→ウチは基本、電動アシスト車はブリヂストンしか薦めないので安心ですけど🤣。

先日の『月刊サイクルスポーツ紙』の中で国産メーカーについて対談があったのですが、ライター氏は「国産メーカーは愚直で品質にこだわるけど流行のものに飛びつかないので目立たない」と定型文的に日本メーカーを褒めてたが、結局こういう「あぁ、残念だな」と思う事が国産メーカーにもまま結構ある。